統制陶器 小瓶

統制陶器の小瓶です。
胴と内側には釉薬がかかっていて、口の立ち上がり部分の外側だけザラリとした触感です。
全体的に薄くグレーがかった色味で、小さいわりにはしっかり重みもあります。
昭和初期頃のもの。

「統制陶器」とは昭和15〜21年頃の間に政府からの統制を受け焼かれた焼き物のことです。
支那事変の只中にあった当時、政府は経済統制の一環として日用食器類に関しても生産品目や生産量の制限、生産地の制限などを設けました。
統制を受けた焼き物の裏には生産地を示すマークと統制番号が記されています。

こちらの瓶の裏には、岐阜県で焼かれたことを示す「岐」の文字と共に「667」と統制番号があります。

口内径 3.5cm
高さ 4.3cm
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