清朝 汲出し茶碗 蛍手【A】

中国の清朝の時代に作られた汲出し茶碗。
花文様の部分が透けたような風合いになっていますが、
こちらは「蛍手(ほたるで)」と呼ばれる技法で、透かし彫りにした後、透明釉薬をその小穴に充填して焼成することでこのような意匠になります。
透明釉薬だけになっている部分から光が透ける様を蛍になぞらえたのが名前の由来で、確かに、まるで青白く発光しているかのような神秘的な佇まいです。

内縁には抽象化したコウモリ、見込みにはオモダカ、外側面足元には蔓と葉のような絵が描かれています。


文様や風合いの違いから【A】〜【D】に分けて掲載しています。

【A】・・・Aだけが他3客と絵付けが微妙に異なる。外側面の足元部分には蔓と葉、見込み部分にはオモダカが描かれていて、高台内側に書かれた文字も他3客とは異なる。

【B】【C】【D】・・・外側面の足元部分には葉、見込み部分には鷺とオモダカが描かれている。3客とも柄は同じで、若干の風合いの差あり。


※制作時に窯の中で付着した灰や鉄分が黒く焼き付いている黒点、縁に虫食い(釉薬の剥がれ・途切れ跡)などが見受けられます。
骨董の性質の一部としてご理解の上ご注文頂けますと幸いです。

口径 6cm
高台直径 2.8cm
高さ 4.5cm
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販売価格
4,000円
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