瀬戸 隅切り小皿 麦藁手 【A】

瀬戸焼、麦藁手の小皿。大正時代頃のものです。

赤や藍を交互に引いた線模様が麦藁を連想させることから、こういった柄を「麦藁手」と呼びます。
見込みで線を重ね合わせることが多い絵模様ですが、こちらは珍しく渦巻き状です。
隅切り型で少し深さのある形は、取り皿として大活躍しそうです。

風合いの違いからA・Bに分けて掲載しております。
2つを比較した際の印象としては
A・・・地は黄みがかっており、太くはっきりとした線模様。口縁の釉薬は濃く艶やかで、立ち上がりが深い。裏側にシミと黒点、釉薬垂れの凹凸が多い。
B・・・地の黄みは淡く、線模様は細く途切れ途切れ。Aと比べ、線模様の藍色が薄い。口縁の焦茶の釉薬は全体的にかすれており、立ち上がりは浅め。

※制作時に窯の中で付着した砂、また灰や鉄分が黒く焼き付いて出来る黒点、凹凸やシワが見受けられます。
こちらはキズではございませんので、骨董の性質としてご理解の上、ご注文頂けますと幸いです。

※この器の釉薬の特質上、全体的に細かく貫入の入ったような肌質になっています。
貫入のある肌には水分が染みこみやすいため、色素が定着しやすく、色味のある水分に長時間さらすと、その部分が染まってしまう場合があります。また、強い匂いのある液(コーヒーや漂白剤など)に長時間浸けた場合もその匂いが器に定着する恐れがあります。ご使用の際は、その点お気をつけください。
(水で洗った際などに、貫入に水が染みたようになる場合がありますが、乾くと元に戻りますのでご安心ください。長時間の浸け置きなどに関しましては水染みのできる原因になりますのでお勧めできません)

縦横 約11.5cm
高さ  約2cm
在庫状況 残り1です
販売価格
5,000円
購入数