伊万里　白磁　沈香壺

伊万里焼の白磁壺。江戸後期頃のもの。

こちらの壺、「沈香壺」と呼ばれるもので、
中に香木を入れておき、来客時には蓋を開けその香りを室内に漂わせてお客様をもてなすという、なんとも優雅な用途の壷です。

現代なら、コーヒー豆なんかを保存したり、蓋を取って花器にしたり、消臭や湿気取り用に炭を入れてお部屋に置いても良いかもしれません。

白磁の色は、真っ白ではなく、青みやグレーみを帯びたクリーミーな白といった色味です。

※胴体の口径より蓋の桟の直径が小さいため、蓋を閉じた状態で本体を動かすと蓋だけがズレて多少動きます。
※蓋全体や、胴体下半分にアマデ（焼き加減が甘く透明釉薬表面に貫入のある状態）が生じています。
※胴体口の縁にカケやヒビ、蓋の縁の部分にもカケが見受けられます。
※製造時に生じたシワや凹凸、黒点などが全体に見受けられます。画像にてご確認下さい。

全体高さ（蓋含む）23ｃｍ
口内径　7.1ｃｍ
底直径　8ｃｍ

蓋ナシの場合の全体高さ　18.5ｃｍ
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