印判小皿 波ウサギ

明治〜大正時代頃の印判小皿。
二羽の兎が波間を跳ねている可愛らしい柄です。
波の中に菊花もチラリ。凝ってます。

この「波兎」という図柄、繁栄と飛翔を現す吉祥図柄として古くから親しまれています。

波と兎、一見すると奇天烈に見える組合せですが、
元々は波醍醐天皇の時代を描いた謡曲「竹生島」の中に
「月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか」
(月が海面に映えて浮かんでいるように見えるときにはきっと月の兎もその波の上を駆け跳ねているのだろう)
という一節があり、これが波兎図の由来になったとのこと。

ということは、この兎たち月からやってきているのですね。
遥々、ようこそ。

※判のスレや途切れのある部分がございます。印判技法の特徴の一つとしてご了承ください。
※裏側に、製造時に生じた小さな凹凸が見受けられます。

直径 12.5cm
高さ 2.5cm
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